脳梗塞のサインは、(1)顔の歪み、(2)両手を上げても片腕が上がらない、(3)口の動きの異変、があります!

脳梗塞とは!

脳梗塞とは、脳の血管が詰まったり何らかの原因で脳の血のめぐりが正常の5分の1から10分の1くらいに低下し、
脳組織が酸素欠乏や栄養不足に陥り、その状態がある程度の時間続いた結果、
その部位の脳組織が壊死(えし)(梗塞)してしまったものをいいます!

 

脳梗塞は予防や治療の面から次の三つに分類されています!

 

(1)アテローム血栓性脳梗塞
(2)心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)
(3)ラクナ梗塞

 

日本では今、脳卒中の約4分の3が脳梗塞です。

 

またその内容をみると、以前は日本の脳梗塞の約半分を占めていたラクナ梗塞が少しずつ減り始め、
アテローム血栓性脳梗塞や心原性脳塞栓症が増え始めているようです!

 

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アテローム血栓性脳梗塞

アテローム血栓性梗塞は、首から脳に通じる頸動脈や頭蓋内の比較的太い動脈の硬化(アテローム硬化)が
原因となって起こる梗塞です。

 

欧米人に多いタイプですが、日本人にも増えています。

 

アテローム硬化とは、血管の中でコレステロールがお粥(かゆ)が固まったようになっていることから、
粥状硬化(じゅくじょうこうか)ともいわれます。

 

アテロームができると血管が狭くなり、そこに血栓ができて詰まったり、その血栓がはがれて流れだし、
その先で詰まったりするために起こるタイプの脳梗塞です。

心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)

心原性塞栓症は、心臓あるいは頸動脈などの太い血管でできた血栓(血の塊)が、
ある日突然、血液の流れに乗って脳に運ばれ、脳の血管を詰まらせてしまうものです。

 

比較的大きい病巣ができるため、症状が強いことが多く、生命が危険な場合も多くなります。

 

正常な心臓に血栓ができることはありませんが、心臓の機能がおとろえたり、
リズムがおかしくなったりすると、血流が乱れ血栓ができるのです。

 

血栓ができやすい心臓の病気には、心房細動、リウマチ性心臓弁膜症、心筋梗塞、心筋症などがあります。

 

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ラクナ梗塞

脳梗塞の半数近くを占め、日本人では一番多いタイプです!

 

脳の細い動脈が高血圧で痛めつけられながらも破れずに長期間を過ぎると、
だんだん詰まって、脳の深い部分に小さな梗塞ができます。

 

これがラクナ梗塞です。
この小さい梗塞は、症状を出さないことも多く、その場合を症状のない梗塞、すなわち無症候性脳梗塞といいます。

 

高齢者に多く、症状はゆっくりと進行します。意識がなくなることはなく、
夜間や早朝に発症し、朝起きたら手足のしびれや言葉が話しにくいという症状で気づくというケースも多いようです。

 

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